2019年08月05日

【鳥キャスト紹介〈3〉】山岡美穂


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[撮影:TAKA]

山岡美穂(やまおかみほ)

役名:ナターシャ/マーシャ/荒木節子



◎今回の役どころを教えてください


モスクワからサハリンに流刑された囚人の娘ナターシャからはじまり、彼女の娘マーシャ、そのまた娘の節子と、親子三世代を演じます。

自分の意思とは関係なく目まぐるしく変わっていく時代の中で、出来るだけ精一杯両手をぶんぶん振り回してニカッと笑って生きていくそれぞれの姿に、この家系に生まれた女性たちの血の繋がりをかんじます。



◎観どころはどこですか?


ナターシャとマーシャの結婚相手となる人物が劇中に登場します。彼らは一生懸命求婚にやってくる。
…が、どちらも幸せいっぱいな甘い空気は微塵もなく、彼女たちはそれぞれ相手をけちょんけちょんに言い負かしてしまうんです。
なのにページをめくれば、「えーっ、結局結婚するんかーい!」てなことになっていて。

でも、そういう「なんでやねーん!」な展開って、お芝居の中だからってわけではなくて、私たちの日常にも時々起こるなぁと。
日常のなかに起こる喜劇と、この時代のこの土地に生きる人々が抱える哀しみが自然に隣り合わせになっている〈生活〉を丁寧に紡いでいきたいです。
愉快なだけではなく、哀しさばかりでもなく。
今の私たちにも通ずるものは、きっとあると思います。



◎あなたにとってサハリンとは?


近いようで遠くて、知ってるようで全然知らなくて、家族みたいだなって思いました。


◆Twitter 山岡美穂 @nekoninaritaiii
◆Instagram yamaokamiho
◆チケット(山岡窓口)→ 予約フォーム

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ニットキャップシアター第39回公演
『チェーホフも鳥の名前』
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2019年8月31日(土)〜9月2日(月)@アイホール
8月31日(土)13:00/18:00
9月1日(日)13:00/18:00
9月2日(月)14:00

公演サイト:http://knitcap.jp/bird/
チケット(劇団窓口):予約フォーム


posted by ニットキャッパー at 12:26 | Comment(0) | チェーホフ鳥

2019年08月04日

【鳥キャスト紹介〈2〉】仲谷 萌


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[撮影:Ohagi]

仲谷 萌(なかたにもえ)

役名:ソフィア/キム・チャングム/イ・チョムスン



◎今回の役どころを教えてください


3人の役を演じます。

一人目は、殺人の罪でサハリンに流刑されたロシア人の女性。囚人役です。
二人目は、仕事を求め樺太へ渡ってきた朝鮮人夫婦の妻役。
赤ちゃんを抱いてやってきます。
そして三人目が、成長した先ほどの赤ちゃん。結婚をして、彼女にも一人娘ができました。

結婚や妊娠などのシチュエーションがあり、今回は女性を強く意識する役どころだと感じています。「逃げる」ことと「受け入れる」こと、相反するこの2つの言葉が彼女たちの中に同居している気がします。



◎観どころはどこですか?


いつもニットでは小道具も担当しています。

今回はサハリン島。
海にかこまれた島が舞台なので、そこに〈流れついた漂着物〉をイメージの発端にして、小道具のプランを膨らませています。
舞台美術さんや衣装さんと相談しながら、ニットなりのサハリン島を表現できたらいいなぁと思っています。



◎あなたにとってサハリンとは?


ぼんやりと霧の向こうに見える景色。サハリンのことを何も知らなかった私は、この作品を通してほんの少しずつ霧をはらそうとしています。

高原さんにすすめてもらい、初めに読んだ後藤悠樹さんの本には、様々な事情で日本には帰らずに今もサハリンで生活しつづける人たちの姿がありました。

記憶をたどりぽつりぽつりと話す人。
なにも言わず静かにたたずむ人。
そのまなざし。

オホーツク海に浮かぶこの島の時間が、私の中にゆっくりと流れ込んでくるような感覚になりました。どこに住んでようと、人は誰かを思いながら生きている。
過ぎていく時間のなかで変わっていくものを見つめて、変えられないものを抱えて、小さな自分の生活をいとなんでいく。遠いサハリンに思いをはせたら、自分自身の過去や未來にも繋がっていきました。


◆Twitter 仲谷萌 @Moe44n
◆チケット(仲谷窓口)→ 予約フォーム

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ニットキャップシアター第39回公演
『チェーホフも鳥の名前』
KCT_チェーホフも鳥の名前_表面.jpg
2019年8月31日(土)〜9月2日(月)@アイホール
8月31日(土)13:00/18:00
9月1日(日)13:00/18:00
9月2日(月)14:00

公演サイト:http://knitcap.jp/bird/
チケット(劇団窓口):予約フォーム


posted by ニットキャッパー at 17:35 | Comment(0) | チェーホフ鳥

2019年08月03日

【鳥キャスト紹介〈1〉】高原綾子


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[撮影:堀川高志]

高原綾子(たかはらりょうこ)

役名:ウォッカ/上村もとこ(大島もとこ)



◎今回の役どころを教えてください


私はサハリンの先住民ニヴフ(ギリヤーク)民族の召使いの役と、ロシアとニヴフ混血の日本人、その少女時代からおばあちゃんまでを演じます。

日本人を名乗っているけど、日本の血は一切入ってません。

自分の意志や思いと関係なく、国同士の思惑によって日本人になった複雑な背景を持った女性の役です。

自分一人で生きていけないと肌感覚でわかっていて、だからこそ悩みながらもそれを受け入れ、生き抜いていく。その姿に励まされます。



◎観どころはどこですか?


入団当時から、ごまさんの描く「家族もの」作品が大好物でした。なので、同じくニットの「家族もの」が好きな人はたまらんと思います。

家族にしかわからないこと、家族でもわからないこと、その描写の匙加減、距離感が絶妙です。家族ってほんと不思議。

辛いことがあってもどこか明るい気持ちにさせてくれる、なんだかんだ逞しい登場人物たちに元気もらえます。その辺りを素直に楽しんでもらえたら嬉しいです。

今回は札幌学院大学の白石先生に指導いただいて、ニヴフ語にも挑戦しますよ!




◎あなたにとってサハリンとは?


2010年にサハリンを舞台にした『チェーホフの御座舞』という作品上演しました。でも、その時は深く掘り下げずにいたので、今回はサハリンのことを知りたいと思いました。

すごく面白い土地でした。

昔から日本と交流が深い場所だったこと、関西圏がなぜ昆布だし文化なのか、京都でなぜにしんそばなのか、その謎がサハリンと繋がっていました。

少しでもサハリンを感じたくて北海道の宗谷岬まで行って、直にオホーツクの海に触れてきました。あんなに遠いと感じていたサハリンが、今では福井県と同じくらいの距離まで近づいた気がします。


◆Twitter Ryoko takahara @rt_wpeace
◆チケット(高原窓口)→ 予約フォーム

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ニットキャップシアター第39回公演
『チェーホフも鳥の名前』
KCT_チェーホフも鳥の名前_表面.jpg
2019年8月31日(土)〜9月2日(月)@アイホール
8月31日(土)13:00/18:00
9月1日(日)13:00/18:00
9月2日(月)14:00

公演サイト:http://knitcap.jp/bird/
チケット(劇団窓口):予約フォーム


posted by ニットキャッパー at 12:01 | Comment(0) | チェーホフ鳥