先日、稽古が本格的にスタートしました!
これまでも、ごま作品ではいろんな街を舞台にした作品を創作してきました。
今回は、「サハリン島(樺太)」にある「チェーホフ」という街が舞台となります。
「サハリン」とも言いますし、1905年〜1945年までは日本統治下にあったので「樺太(からふと)」と呼ぶ人もいます。サハリン(樺太)と日本はずっと昔から交流があって、様々な影響を残している日本とは関わりの深い島なんです。
さて、今日は「サハリン(樺太)」ってどこにあるの?というお話。
ニュースでも北方領土問題について耳にしますが、その北方四島の一つではなく、日本最北端、北海道の「宗谷岬」から海を越えて北に43Kmの距離に位置します。(フルマラソンの走行距離。京都―大阪間程)
と、いうことで、先月行ってきましたー!!
サハリン島の対岸、日本最北端「宗谷岬」へ!!

(※注:サハリンへはパスポートがないと行けません。)
札幌から車で、北海道の西海岸道路、オロロンラインをひたすら北上。
その距離335km、片道約6時間。(京都から静岡の沼津くらい)
北海道のデカさを思い知りました。
あいにくのお天気で、サハリン島は見えませんでしたが、オホーツクの風と海を感じることができました。
(サハリンの方向はあっち!のほう。)
サハリン(樺太)へ向かう間宮林蔵の出発地、宮沢賢治の出発地も尋ねました。

「宮沢賢治の詩」の石碑

約1700名の方が犠牲になった留萌(ルモイ)沖も立ち寄りました。
その水底にたくさんの物語が残っているだろうに、海上には何の標もなくて、ただまっ平の海が打ち寄せるだけでした。
オホーツクの海は、日本海でも太平洋でも瀬戸内海でもなく、これまで見た事のないエメラルドブルーのような柔らかな色をしています。
サハリン(樺太)の、家族たちの、約百年の物語。
私の知らない人と歴史と記憶に出会える作品になりそうです。
どうぞご期待ください!!
(鰊番屋御殿前にて)
チケット販売は今週22日(土)!!お得な早割チケットありますよ☆
ニットキャップシアター第39回公演
『チェーホフも鳥の名前』

2019年8月31日(土)〜9月2日(月)@アイホール
公演サイト:http://knitcap.jp/bird/
劇団チケット:予約フォーム