小腹がすいたお供にご覧ください。
◆俳優や役柄の簡単な解説
◆俳優への3つの質問
@役どころ
A気になるシーン
B好きなカレー/お薦めのカレー
越賀はなこ[ オマサ ]
越賀さんは第37回公演『ねむり姫』以来の共演です。名古屋からの参加になります。今回は、京都・大阪・兵庫・愛知のキャストで構成されていて、この状況下での、集まることの難しさや稽古をするという当たり前が難しいことだと目の当たりにします。
さて、越賀さん演じるオマサは、このキャストでは一番年配の役になります。今ではあまり馴染みがない「奉公人」という雇用形態で浜家に住み込み、家業の手伝いを仕事にして共に暮らします。家族でも親戚でもない、全くの他人が家族の一員として暮らすことが当たり前だった時代。


photo=脇田友(@wakita_tomo)
@役どころ
浜家の古い奉公人オマサは、先の日露戦争で孫を亡くし、一度は離れた浜家に再び勤めることになりました。時代は近代に向けてどんどん変わっていくのに、まるで江戸時代のまま。成長も進歩も近代化もすることなく生き続ける姿には、ある種のしたたかさやたくましさすら感じます。
年配の人たちが持つ、黙っていても醸し出される人生の重みやら歴史は、若輩者の私にはなかなか出せませんが、モデルになる理想的な「お年寄り」を求めて、京都の町やら商店街、お寺を日々徘徊しています。
A気になるシーン
次郎と兄嫁お茂のやりとり。他人同士だからこその気遣いや、ずけずけ感・・・いろいろ想像させられて切なくなります。
いちばん好きなせりふは次郎の「だいたい政治とは・・・」(以下、本番のお楽しみ!)正論なのに、その正論が支持を得ないのは、この時代も今も変わらないですね。
B好きなカレー
人が作るカレーはみんな好きです。どろっとしたおうちのカレー、まかないの大鍋カレー、お店で食べる本格的スパイスカレーetc. でも今いちばん食べたいのは、旅先の駅のホームで食べるカレーうどんかな。

【写真】地元の駅(名古屋駅)で入場券買って、ホームのお店でカレーきしめん食べました。せめてもの鉄旅きぶん・・・
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◆キャスト略歴⇒ コチラ
◆登場人物紹介⇒ こちら
ニットキャップシアター 40th『カレーと村民』

【東京公演】2021.5.7(Fri)-17(Mon)
@こまばアゴラ劇場
チケット発売中!⇒ 予約フォーム
【京都公演】(終了)
2021.3.9(Tue)-11(Thu)
@THEATRE E9 KYOTO